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【第4類】自動火災報知設備の試験

自動火災報知設備の試験

P型1級受信機

P型1級受信機では、火災表示試験回路導通試験同時作動試験予備電源試験を行う。

火災表示試験

1回路ずつ火災発報状態にし、受信機や音響装置などの各機器に異常が無いかを確認する。

  1. 連動停止スイッチを操作する(スイッチがない場合は2から操作)
  2. 火災試験スイッチを試験側へ入れる
  3. 回路選択スイッチを操作する
  4. 地区表示灯が点灯し、音響装置が鳴動する
  5. 火災復旧装置を操作する(火災灯と音響装置がOFFになる)
  6. 以降、回路ごとに3~5を繰り返す
回路導通試験(導通試験)

電流が正常に流れて信号が送られているかを確認する。
非火災報(誤報)は、終端抵抗が短絡した場合に生じる。断線や受信機の電圧計の指示値異常は非火災報の原因ではない。

  1. 導通試験スイッチを操作する
  2. 回路選択スイッチを操作する
  3. 電圧計の指示が適正か(導通表示灯が点灯)を確認する
  4. 以降、回路ごとに2~3を繰り返す
同時作動試験

任意の5回線を同時に火災作動させ、受信機や音響装置などが正常に動作するかを確認する。

  1. 火災試験スイッチを操作する
  2. 回路選択スイッチを操作し、5回線分を火災作動させる
  3. 火災灯と地区表示灯の点灯状態と音響装置の鳴動状態を確認する
  4. 受信機に異常が無いことを確認する
予備電源試験

予備電源への切り替えおよび復旧、端子電圧が正常かを確認する。

  1. 受信機のふたを開ける
  2. 電源スイッチをOFFにする
  3. バッテリー交流電源が自動で切り替わるか確認する
  4. 電源スイッチをONにする
  5. 予備電源スイッチを操作する
  6. 電池の電圧を確認する

P型2級受信機

P型2級受信機の試験では、回路同導通試験の手順がP型1級受信機と異なり、その他は同じ手順。

回路導通試験

P型2級受信機では、導通試験スイッチを設けなくても良いため、発信機を操作して確認する。

  1. 発信機を押す
  2. 導通を確認し、発信機のボタンを元に戻す
  3. 火災復旧スイッチを操作する

熱感知機

差動式スポット型、定温式スポット型の作動試験

火口部をベンジンで暖めた加熱試験器を感知器に被せて、発報までの時間を計測する。

差動式分布型(空気管式)の流通試験
  1. 検出部の試験孔または空気管の一端にマノメーターを接続し、試験コックを流通試験位置に合わせる
  2. 試験ポンプから空気を送り、マノメーターの水位を100mmまで上昇させる
  3. 1分間のゲージの動きを確認し、漏れがないかを確認する
  4. 試験ポンプを外し、水位が50mmに下がるまでの時間を計る
差動式分布型(空気管式)の作動試験および作動継続試験

検出部の試験孔に試験ポンプを接続し、感知器の作動空気圧に相当する空気を注入して作動するまでの時間を測定する。次に検出部が復旧するまでの時間を測定する。

差動式分布型(空気管式)の接点水高試験

検出部の試験孔または空気管端子にマノメーターおよび試験ポンプを接続し、空気を送り込んで検出部が作動するのに必要な空気圧を測定する。

差動式分布型(熱電対式)の作動試験

メーターリレー試験器のプラグを検出部に差し込み、電圧を加えて作動した電圧を測定する。

差動式分布型(熱電対式)の回路合成抵抗試験

メーターリレー試験器のプラグを検出部に差し込み、熱電対回路の合成抵抗の値を測定する。

煙感知器

イオン化式スポット型、光電式スポット型の作動試験

加煙試験器を感知器に被せ、線香の煙が充満して発報に至るまでの作動時間を計測する。

光電式分布型の作動試験

数種類のフィルターを使用して、光の透過率によって作動するかを確認する。

炎感知器

炎感知器の作動試験

作動試験器を感知器の正面20cm以内に位置し、作動時間を測定する。

 配線

共通線試験

受信機のふたを開けて共通線を外し、導通試験スイッチおよび回路選択試験を操作する。

※表示等や感知器、地区音響装置などは、+と-の2本の電線で動作するが、-の回線を共通線(C線)、+を表示線(L線)として使用することができる。(例:6つの感知器がある場合、+が6本、-が1本の計7本)

送り配線試験

感知器の表示線(L線)を外し、受信機で導通試験を行い、外した感知器について断線しているかを確認する。

※感知器回路の電線が1カ所でも断線した場合に、受信機が検知できるような配線になっているかを確認する。

絶縁抵抗試験
対地電圧の数値 絶縁抵抗
150V以下 0.1MΩ以上
150Vを超え 300V以下 0.2MΩ以上
300Vを超える 0.4MΩ以上
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