消防設備士 乙6 学習備忘録

学習のポイント

消防関係法令

「防火対象物」「特定防火対象物」「複合用途防火対象物」「無窓階」「関係者」など、用語の定義はしっかり覚えましょう。また、免状の書き換え・再交付の申請先などの消防設備士の資格制度についての理解も必須です。第6類に関する部分では、消火器具の設置義務がある防火対象物や延べ面積、設置する消火設備の種類や消火器具の消火能力単位、消火器具の火災適応についてもよく理解する必要があります。

消防設備士 各類共通「消防関係法令」学習備忘録

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消防設備士 乙6「消防関係法令」学習備忘録

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基礎的知識

機械に関する基礎知識として、力のモーメントについての計算やピタゴラスの定理(三平方の定理)を使った力の合成・分解についての理解が必要です。また、合金の成分、金属材料の性質(防食、荷重、応力など)のほか、ボイル・シャルルの法則やパスカルの原理についても学習しておきましょう。

 

構造・機能・整備

消火器の標識について、表示の種類や色、寸法について、しっかりと覚えましょう。また、消火器の種類とあわせてどのような火災に適応するのかについても理解しておく必要があります。さらに、消火器の構造や機能、消火薬剤や放射性能のほか、消火器の種類ごとの特性(操作方法等)についても理解しておきましょう。

消防設備士 乙6「構造・機能・整備」学習備忘録

燃焼と消火 燃焼の三要素 物質を燃焼させるための三要素とは、 ...

 

一部免除の落とし穴?

受験する類以外の類の消防設備士資格を保有している人は、受験申込時の申請により、消防関係法令のうち「各類に共通する部分」が免除されます。また、保有資格によって基礎的知識(機械、電気等)も免除される場合もあります。ただし、この一部免除はメリットばかりとは言い切れないところがありますので注意が必要です。

例えば、甲種または乙種第5類を保有していて乙種第6類を受験する場合で考えてみると、消防関係法令10問のうち「各類に共通する部分」の6問と、機械に関する基礎的知識の5問全問が免除されます。一見すると試験範囲が狭くなるので学習量を減らすことができて負担が減ると思いきや、消防関係法令は類別の4問しか出題されないので、40%以上の成績とするためには、2問以上正解しなければならず(逆の言い方をすると、2問しか間違えられない)余裕がなくなります。また、全体で60%以上の成績とするためにも、出題数が多い方が有利だと思いまので、あえて免除を適用しないほうが合格への近く道かもしれません

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